研究課題
挑戦的萌芽研究
研究代表者が考案・製作したNMRプローブを用い,従来では困難であった400℃までの固体高分解能1H NMRスペクトル測定を行ない,以下の点を明らかにした。1)プロトン交換ゼオライトのプロトンケミカルシフトは,温度が高くなると増大し,およそ350℃付近からほほ一定値を示した。ケミカルシフトの増大はプロトン上の電子密度の減少を示唆しており、温度が高くなると酸強度が高くなると考えられる。2)ケミカルシフトの変化が大きく,しかもケミカルシフトが大きいゼオライトは高い酸触媒活性を示した。
触媒化学