研究課題
挑戦的萌芽研究
大腸菌を用いて、ヒト型糖鎖構造を持つ組換えタンパク質生産のための、基盤技術の開発を行った。これまで、大腸菌は糖鎖付加機能がなく、糖たんぱく質の生産に不向きとされていた。当該プロジェクトでは、Campylobacter jejuni JCM 2013の糖鎖修飾関連遺伝子と出芽酵母遺伝子を大腸菌に導入し、合成生物学的手法により、糖鎖修飾能をもった大腸菌を創製した。この技術を発展させると、抗体などの医療用糖タンパク質を大腸菌で簡便に生産できると期待される。
糖鎖プロセスエンジニアリング