本研究では、各種廃蛍光管から三波長蛍光管、被覆管等を自動的に識別する装置を開発した。研究成果概要は以下のようである。(1)白色蛍光体、各種希土類蛍光体の粒度、密度、凝集性および廃蛍光管中の含有蛍光体の分析を行った。(2)粉砕されたガラス、白色、三波長の蛍光体が混合された廃蛍光体で各種選別試験を行った結果、風力選別により最も高いニュートン効率0.412を得た。(3)廃蛍光管にUV光を照射し、画像処理を用いて、判別率100%の三波長蛍光管識別法を開発した。(4)廃蛍光管をAE(Acoustic Emission)センサに衝突させ,衝突音のパターン認識を行い、判別率100%の被覆管識別法を開発した。
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