水飲み鳥と呼ばれる玩具は熱機関であり、水の蒸発を利用して揺動と水飲み動作を連続的に繰り返すことができる。本研究では、水飲み鳥のエネルギープラントとしての可能性を検討するために、揺動中の余剰エネルギーを推定し、その回収装置を開発した。始めに揺動を計測する実験装置を構成した。次に実験データを収集・解析して、余剰エネルギーを推定する方法を確立した。それらの結果に基づいて、市販品の約3倍の大きさの水飲み鳥を設計・製作したが、同じ運動は得られなかった。また、水飲み鳥に適した発電機を考案し、原理模型を製作して有効性を実証した。
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