実際の細胞を使い人工的神経細胞回路を構築することで複雑すぎて理解できなった神経のネットワークレベルでの基本動作原理、記憶形成機構、情報処理機構の解明を目的とする。そのために「神経細胞特異的表面結合性DNAアプタマーの作製技術」、「神経発火を指標とした一細胞回収技術」、「アガロースマイクロ加工技術を用いた細胞配置技術」の3つの技術開発を軸に人工神経回路の作製を目指した。結果としてモデル細胞を利用して神経細胞特異的表面結合性DNAアプタマーの作製に成功した。また。特定の細胞を回収し神経ネットワークを作製する事でネットワーク構造依存的な発火パターンを示すことを明らかにした。
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