研究課題
挑戦的萌芽研究
脊椎動物において脳組織が形成される際、神経幹細胞から神経前駆細胞が生じ、さらに分裂を終えた神経細胞が生ずるが、分裂を終えた神経細胞が産生・蓄積する仕組みの研究は遅れている。我々は、ゼブラフィッシュ中脳視蓋形成をモデルとして、この問題に取り組んだ。ライブイメージングにより神経幹細胞・前駆細胞、神経細胞を可視化し、生きた脳では、受精後ほぼ決まった時間に脳の基底側(外側)から細胞分裂を終えた神経細胞の産生が始まり、そこから脳室側(内側)に向けて産生された脳細胞が蓄積していくことを見いだした。さらに、このような秩序ある神経細胞の産生がニューレグリンーErbBシグナルに依存することを明らかにした。
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すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (6件) (うち招待講演 6件)
Genes to Cells
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10.1111/gtc.12108
PLoS ONE
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