研究課題
挑戦的萌芽研究
研究者らは膜系オルガネラを最少単位含み、光の明暗でそれらの分裂を同調化させたCyanidioschyzon merolae (シゾン)を使い、複膜系の色素体とミトコンドリアの分裂・増殖に必須な分裂マシンを発見してきた。本研究では、世界で初めて発見した単膜系のマイクロボディ(ペルオキシソーム)の分裂マシンの構造と機能を詳細に解析した。その結果マシンはダイナミン(Dnm1)と細い繊維の束を主とする複合リング構造であった。その収縮機構を複膜系分裂装置と比較した。
細胞科学