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2013 年度 実施状況報告書

シュート頂形成の普遍性

研究課題

研究課題/領域番号 25650121
研究種目

挑戦的萌芽研究

研究機関東京大学

研究代表者

米田 好文  東京大学, 理学(系)研究科(研究院), 教授 (10124215)

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2015-03-31
キーワードリトプス属植物 / シュート頂 / DNA単離 / PCR / ライブラリー作成 / 走査型電子顕微鏡 / 切片観察
研究概要

種子植物の発生分化は、種子の段階での胚発生と頂端分裂組織での後期発生とでも呼ぶべき過程に分かれる。そこで双葉しか存在しないように見えるリトプス属植物では、その後期発生がどうなっているか。そもそもシュート頂はどうなっているかを検討する。
まず、組織切片を (光学&走査型電子) 顕微鏡観察してみた。その結果は、かなり興味深い事実を示唆していた。双葉の下には次の1セットが90度の角度で用意され次々世代もその90度に存在しているようであった。つづいて詳細な走査電子顕微鏡観察を用いた。-シュート頂がどこにあるか?90度ずつずれて存在するようであることの確認した。またずっと下方に次世代のシュート頂が存在する画像が得られた。
続いての興味は、そのとき、シロイヌナズナで知られるショート頂形成に関わる既知の遺伝子群はどうなっているか?その構成を知りたい?そのため、効率の良い遺伝子単離方法を試行錯誤して得た。それを用いてまず遺伝子ライブラリーの作成を試みた。が、DNAの純度不足により不十分な規模しか得られなかった。そこで、PCR法によりいきなりシロイヌナズシュート頂形成関連遺伝子の増幅を試みた。多数のクローンが得られた.現在そのDNA断片の解析を試行錯誤中である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

概ね予定通りに進行中である。
しかし、ライブラリーの作成が成功していないのは、困る。

今後の研究の推進方策

肝心のライブラリーの作成が成功していないのは、困る。
そのためPCRで代替できるかどうか確認中。
ここで遺伝子単離同定ができれば、ライブラリーを必要としないと思うので,
解析に全力を注いでいる。

次年度の研究費の使用計画

遺伝子ライブラリーの作成が成功しなかった。そのための支出が次年度に繰り越された。
より高純度のDNA票品作成に努力し,ライブラリー作成を再度試みたい。

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公開日: 2015-05-28  

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