LEDsを施設園芸生産での栽培用省エネルギーランプとして実用化することを最終的な目的として,新たな効率的照射栽培方法の開発に繋げるための植物成長生理学的に新規な基礎知見を得た。植物工場栽培の主要野菜であるリーフレタスをLEDsパルス光照射下(周期:20~2kHz,点灯期間/周期:0.5)で栽培し,地上部成長は連続光下に比べて最大増加率で約20%まで有意に増加した。葉形質(形態や成分含量)に影響はなく,葉の光合成(CO2取込速度および光化学反応特性)は光利用効率が上がる適応が見られた。LEDs光源を用いた新たな省エネルギーパルス光照射栽培法としての実用化が期待できることを示唆した。
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