チューリップやユリの花弁(内花被)の柔細胞において早期にDNAの断片化が起こっていることを確認した。チューリップ‘イルデフランス’を用いてESTを整備し、データ解析を行った。ESTデータベースからは64,922のコンティグが得られ、ヌクレアーゼ遺伝子のホモログが少なくとも65含まれていることが明らかとなった。マイクロアレイ解析をおこなったところ、花弁柔細胞で早期から発現が上昇するヌクレアーゼ遺伝子の候補が複数同定された。ユリ‘イエローウィン’の柔細胞ではS1P1ヌクレアーゼ遺伝子のホモログの発現が柔細胞で開葯後間もなく上昇することを確認した。
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