シロアリ腸内原生生物由来のGHF26に属するマンナナーゼRsMan26A、B、CおよびHの発現・精製・性質の検討を行った。各種基質に対する活性を検討した結果、興味深いことにHは直鎖マンナンやオリゴマンナンからマンノビオースを生成するマンノビオヒドロラーゼであることがわかった。またCのX線結晶構造解析から本酵素が典型的な (beta/alpha)8 TIMバレル構造を持ち、活性中心付近においてマンノースを特異的に認識する残基などを有することがわかった。サブサイト-5から-2にかけてはグルコマンノオリゴ糖が結合しており、これがグルコマンナンに対し高い活性を示す理由であると考えられた。
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