ILIDS(Interferometric Laser Imaging for Droplet Sizing)を用いた計測により、香気成分・水会合体粒子の動きを確認し、その粒径を推定し、香気成分・水会合体粒子の可視化を達成した。花から発散される香気成分の可視化を目的としてクマリン前駆体であるo-ヒドロキシ-p-クマル酸グルコシドを用い、青色デルフィニウムに投与したところ、官能的にも検知できる著量のクマリンの発散を確認した。ILIDSにより、発散された香気成分の可視化を試みたが、検出できなかった。粒子径が測定装置の検出限界である4μm未満であると推定された。
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