研究課題/領域番号 |
25660102
|
研究種目 |
挑戦的萌芽研究
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
食品科学
|
研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
堀尾 文彦 名古屋大学, 生命農学研究科, 教授 (20165591)
|
連携研究者 |
村井 篤嗣 名古屋大学, 大学院生命農学研究科, 准教授 (10313975)
小林 美里 名古屋大学, 大学院生命農学研究科, 助教 (20456586)
|
研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
|
キーワード | アスコルビン酸 / アスコルビン酸欠乏 / シトクロムP-450 / ヘム分解 / ヘムオキシゲナーゼ |
研究成果の概要 |
ビタミンCであるアスコルビン酸(AsA)の欠乏時には肝臓のヘムタンパク質であるシトクロムP-450(CYP)が減少し、薬物代謝能が低下する。しかし、このAsAの作用機構は明らかではなかった。本研究の結果、AsA生合成不能のODSラットのAsA欠乏時には肝臓のヘム分解の律速酵素であるヘムオキシゲナーゼ-1(HO-1)の発現上昇が起こることを見出し、それに続いてCYP量の減少することを証明された。そして、AsA摂取下でもHO-1誘導剤投与が肝CYP量の減少させることを見出した。本研究により、AsA欠乏によりヘム分解が亢進して肝CYP量の減少をもたらすというAsAの新規な生理機能を提唱できた。
|
自由記述の分野 |
栄養生化学
|