トラフグ毒化におけるフグ毒結合タンパク質の関与を証明するため、トラフグのフグ毒結合タンパク質遺伝子(TrubPSTBP2)に対するノックアウト系をCRISPER/Cas9システムを用いて構築した。まず PSTBP2のホモログであるメダカTBT-bp1,2の遺伝子破壊をメダカ胚で成功した(変異導入率~33%)。次に、PSTBP2-CRISPER/Cas9 を用いて、トラフグPSTBP2遺伝子の破壊を行い、処理したトラフグ胚(3日目)について、HMA法およびクローニングを行い、変異導入を確認した。その結果、50%以上の胚で変異が確認出来た。よってTrubPSTBP2の遺伝子破壊に成功した。
|