| 研究課題/領域番号 |
25660178
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| 研究機関 | 滋賀大学 |
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研究代表者 |
田中 勝也 滋賀大学, 環境総合研究センター, 准教授 (20397938)
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| 研究分担者 |
西澤 栄一郎 法政大学, 経済学部, 教授 (30328900)
藤栄 剛 滋賀大学, 環境総合研究センター, 准教授 (40356316)
宗村 広昭 島根大学, 生物資源科学部, 准教授 (90403443)
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| 研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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| キーワード | 環境保全型農業 / 遺伝的アルゴリズム / 最適化 |
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| 研究実績の概要 |
本研究では，対象地域である長命寺川流域（滋賀県近江八幡市・東近江市）内のN集落において，現地営農組合の協力のもと圃場レベルの詳細な営農データを収集した。このデータな各圃場における栽培作物，収量，耕作方法をはじめ，労働・資材などの投入量や費用など圃場単位で利潤を推計するための詳細データを含んでおり，最適化にむけた基盤として整備した。この作業には当初の予想以上に時間を要したため，遺伝的アルゴリズムによる最適化分析は次年度の作業項目となった。ただし，その前段階の分析として，圃場レベルの稲作効率性に関するパネルデータ・フロンティア分析をおこない，データの信頼性および分析可能性を確認した（藤井・田中 2014）。また，長命寺川流域における水質動態を解明するため，Soil and Water Assessment Tool (SWAT) モデルによる水質解析モデルを構築した。これらの成果を踏まえ，次年度の研究課題において圃場レベルの最適化分析を，経済および環境の両立した保全型農業に向けて実施する方針である。
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| 現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
当初の予定では今年度に遺伝的アルゴリズムによる最適化を実施する予定であったが，そのための圃場レベルデータの整備に想定以上の時間を要した。これは現地の農業者の理解・協力を十分得て可能となることであり，拙速な対応とならないよう留意したためであるが，結果として必要なデータの提供を受けることができた。本来の分析作業はこれからであるが，研究分担者との共同作業により，年度内には達成可能と考えている。
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| 今後の研究の推進方策 |
今年度に整備した圃場レベルパネルデータをもとに，経済と環境のバランスが取れた保全型農業のあり方の解明に向けて，圃場レベルの最適化分析を実施する。また政策的なインプリケーションとして，海外（米国，EU）における関連政策をレビューし，国内農政に向けた提言もおこなう。
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| 次年度使用額が生じた理由 |
当初の予定ほどには物品・旅費等が発生しなかった。
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| 次年度使用額の使用計画 |
次年度は旅費がこれまでよりも発生する見込みであり，前年度の余剰分を有効活用する予定である。
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