本研究は、微小流路内でPolymerase chain reaction (PCR)を行うデバイス開発である。本研究では, hydrogel molding method(HGM法)により複雑な微小流路を簡単・再現性良く作製するため、分注ロボットを用いて微小流路を作製し、PCRの実施と評価を行った.微小流路の作製では、ゲル鋳型の作製条件(ゲルの加熱・冷却温度、射出圧力、分注ロボットの移動速度、分注の射出位置)を明らかにした. CF-PCR実験では、作製した微小流路内でCF-PCRを行うために必要となる最適な実験条件(試薬流量、ポリメラーゼ濃度、増幅サイクル数)を明らかにした.
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