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2014 年度 研究成果報告書

鳥類の受精と発生に必須なスパイラルオシレーションの作動機序と多精受精における役割

研究課題

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研究課題/領域番号 25660211
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分基金
研究分野 動物生産科学
研究機関静岡大学

研究代表者

笹浪 知宏  静岡大学, (連合)農学研究科(研究院), 准教授 (80322139)

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2015-03-31
キーワード受精 / 多精受精 / スパイラルカルシウムオシレーション / 精子ファクター / クエン酸合成酵素 / アコニット酸ヒドラターゼ / ウズラ
研究成果の概要

鳥類では受精時に多数の精子が卵子内に侵入する多精受精を行うため、顕微受精による個体作出は困難であった。本研究では、精子に含まれるホスホリパーゼCzeta、クエン酸合成酵素およびアコニット酸ヒドラターゼを用いれば多精受精を体外で再現可能であることを示した。鳥類の卵子は受精時に特徴的なカルシウム波が観察される。精子侵入直後に起こる一過性の上昇反応とその後1時間以上継続するスパイラルカルシウムオシレーションである。前者は減数分裂の再開に必要であり、後者は初期発生の進行に重要であることを突き止めた。以上、本研究により、鳥類の受精メカニズムの理解が大きく進んだ。

自由記述の分野

繁殖生物学

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公開日: 2016-09-02  

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