研究課題
挑戦的萌芽研究
アジア、アフリカ、南アメリカのMSA遺伝子群を含む赤血球侵入関連遺伝子の遺伝子多型を明らかにし、かつ標的遺伝子の単離に成功した。また、バベシアのワクチン候補分子(RAP-1、AMA-1、TRAP)の赤血球侵入への関与について明らかにした。さらに、バベシアのメロゾイト期における遺伝子発現プロファイルについて明らかにし、かつバベシアの赤血球侵入を試験管内で評価できる新たな手法やバベシアの遺伝子改変を可能とする技術を確立した。いずれの成果もバベシア症に対するワクチン開発に向けた重要な知見となった。
獣医原虫病学