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2013 年度 実施状況報告書

時計遺伝子を基盤とした癌幹細胞ヒエラルキー形成の分子解析

研究課題

研究課題/領域番号 25660236
研究種目

挑戦的萌芽研究

研究機関東京農工大学

研究代表者

大森 啓太郎  東京農工大学, (連合)農学研究科(研究院), 講師 (20466915)

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2015-03-31
キーワード癌 / 時計遺伝子
研究概要

本研究では、概日リズム(体内時計)の分子基盤である時計遺伝子に着目し、癌幹細胞と下層癌細胞とで異なる概日リズムが発生して、時計遺伝子が分子レベルで癌幹細胞の特性を決定することで癌ヒエラルキーが形成されているのではないかという、これまで全く提唱されていない仮説を立て検証していく。
1. 腫瘍細胞株における時計遺伝子の発現リズム解析:各種腫瘍細胞株を50%ウマ血清およびデキサメタゾンで刺激し、時計遺伝子の発現リズムを解析した。その結果、50%ウマ血清の刺激により時計遺伝子群の発現リズムが検出された。一方、デキサメタゾンによる刺激では、時計遺伝子の1つであるPer1遺伝子に発現リズムが認められたものの、他の時計遺伝子群に発現リズムは検出されなかった。
2.動物由来腫瘍サンプルの収集:次年度、動物由来腫瘍サンプルにおける時計遺伝子の発現を解析するため、自然発症の担癌犬から外科的に切除した各種腫瘍サンプルを収集した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

腫瘍細胞から癌幹細胞を分離する手法の確立に時間を要しているため、全体的にやや遅れている。

今後の研究の推進方策

次年度は、腫瘍細胞から癌幹細胞を分離する手法を確立して、予定通りの研究を行う。具体的には、今年度準備したin vitroおよびin vivo実験系、そして自然発症担癌犬から採取した腫瘍サンプルを用いて、時計遺伝子が癌幹細胞に及ぼす生物学的影響について解析する。

次年度の研究費の使用計画

研究費はほぼ予定通り使用しており、次年度使用額は研究費支出の際に端数として残ったものである。
研究計画に沿って研究費を予定通り使用する。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2013

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Detection of circulating mast cells from peripheral blood in dogs with mast cell tumors by using microcavity arrays2013

    • 著者名/発表者名
      K. Ohmori, M. Hosokawa, K. Ohsuga, T. Tanaka, T. Matsunaga, A. Arakaki
    • 学会等名
      The 3rd Asian Meeting of Animal Medicine Specialties
    • 発表場所
      Bogor, Indonesia
    • 年月日
      20131213-20131216

URL: 

公開日: 2015-05-28  

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