研究課題
ネオスポラに胎児期に感染した子牛が出生の時点で特定の抗原に対して抗体を産生していることを確認した。この抗原に対する抗体は初乳にも少量含まれているものの、その量は比較的少なかった。したがってこの抗体の検出をもって、行こう抗体に影響されない新生子牛のネオスポラ検査が実施できる可能性が高い。なお、非感染子牛が感染母牛の産する初乳接種を摂取した程度では、当該抗体の抗体価の顕著な上昇は見られなかった。当該抗体が認識する抗原の同定についてもほぼ終了しており近日中に確定できる予定である。