研究課題
挑戦的萌芽研究
消化管の屈曲・迂曲は種および個体間で部分的に共通しており、その解明は消化生理および消化管病理の理解に役立つ。そこで、マウスの十二指腸空腸曲(DJF)の形成過程を発生学的に追跡し、1)膨化期、屈曲形成期、屈曲伸長期に分類されること、2)背側腸間膜はDJFの屈曲形成に関与しないこと、3)DJFの屈曲に神経因子が何らかの関与をしていることを明らかにした。今後は、神経の関与を詳細に検討していくことで、動物に固有の腸管構造の成り立ちを明らかにできる。
獣医解剖学