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2014 年度 研究成果報告書

ダイレクト・リプログラミングによる人工精原幹細胞の作製

研究課題

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研究課題/領域番号 25660255
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分基金
研究分野 統合動物科学
研究機関北里大学

研究代表者

久保田 浩司  北里大学, 獣医学部, 教授 (80263094)

連携研究者 垣内 一恵  北里大学, 獣医学部, 助教 (90509184)
研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2015-03-31
キーワード幹細胞 / 分化・発生 / 生殖 / バイオテクノロジー
研究成果の概要

山中因子を分化した体細胞へ導入することにより細胞が初期化され人工多能性幹細胞(iPSC)が樹立される。山中因子によって初期化した体細胞を精原幹細胞(SSC)培養系におき、その培養選択圧下においてSSCへのリプログラミングがおこるか検討した。雄胎子線維芽細胞へ山中因子発現プラスミドを導入後、胚性幹細胞(ESC)培養条件下もしくはSSC培養条件下で培養したところ、ESC培養条件下では細胞が初期化されiPSCが誘導されたが、SSC培養条件下ではSSC様細胞もiPSCも誘導されなかった。一方、ESC培養条件下で初期化した後、SSC培養条件下におくことにより人工SSCが誘導できる可能性が示唆された。

自由記述の分野

幹細胞生物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

精子の源となる精原幹細胞を人工多能性幹細胞(iPS細胞)のように体細胞から得ることができれば、優良個体や稀少動物種の繁殖に有用である。山中因子を導入して初期化した細胞を直接精原幹細胞の培養条件下で培養することにより精原幹細胞への分化誘導を試みたところ(ダイレクト・リプログラミング)、初期化の培養条件を検討することにより人工精原幹細胞の樹立の可能性が示唆された。本研究は新たな精子産生細胞の樹立に向けて重要な知見を示すものである。

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公開日: 2016-09-02   更新日: 2021-02-19  

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