研究課題
挑戦的萌芽研究
ピレン基含有デンドロンを分子末端に有するセルローストリアセテート(CTA)誘導体を6種類合成した。次いで、これらのセルロース誘導体による単層カーボンナノチューブ(SWCNT)の孤立分散能を検討した。その結果、デンドロンの世代およびCTA誘導体の分子末端構造はSWCNT孤立分散性に影響を与えることがわかった。更に、単層カーボンナノチューブ電界効果トランジスタを作成した。孤立分散させたSWCNT/セルロース誘導体複合体を用いて、電界効果トランジスタとしての性能を確認した。
木材化学