Gタンパク質共役型受容体キナーゼ(GRK)ファミリーに属するGRK6は、アポトーシス細胞の貪食を仲介している。GRK6の上流あるいは下流の分子を同定することを試みた。GRK6のコンフォメーションを検出するFRETおよびBRETプローブは感度が低くスクリーニングに使えなかった。しかしながら、BRETプローブを用い腫瘍壊死因子-α(TNF-α)刺激によるGRK6のコンフォメーション変化を検出でき、GRK6がIκBαと結合しリン酸化することでNF-κB活性化の仲介分子として働いていることを見出し報告した。
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