研究課題
申請者らが見いだした「COX阻害活性を有さない多剤耐性克服物質インドール誘導体 」を礎に、より活性の高い多剤耐性克服インドール誘導体を創製を目指し、各種誘導体を合成し、生物活性・薬理活性試験に付した。昨年度の結果では、μMレベルの活性を有する化合物の発見に至ってないが、この結果を基に、更に新しい誘導体を設計・合成し、現在評価中である。また、インドール誘導体の合成法は多数報告されているが、望みの位置に望みの置換基を有する2,3―二置換インドールの合成法は現代でもチャレンジングな研究課題である。申請者はこれまでにインドール誘導体をエナミドーエンメタセシスを鍵反応に用いて合成してきたが、より効率の良い合成法の開発が本研究を成功させる為に必要である。本研究では、申請者が見いだした含窒素複素環カルベン錯体を有するルテニウムヒドリド(Angew. Chem. Int. Ed. 2004, J. Org. Chem. 2006)を用い、エナミド・アルキンの反応特性を巧みに利用し、2,3―二置換インドールの新規合成法を開発した。従来法と相補的に用いることにより、これまでよりもより多様な多置換インドールライブラリーを簡便且つ迅速に構築することが可能になる。
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すべて 雑誌論文 (16件) (うち査読あり 16件、 謝辞記載あり 12件、 オープンアクセス 4件) 学会発表 (20件) (うち招待講演 3件) 備考 (1件)
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