今後の研究の推進方策 |
1. miR-27a阻害がHIPK2存在下、非存在下においてイリノテカンの殺細胞効果に与える影響についての検討:MDR1耐性細胞(HeLa細胞において耐性細胞樹立済み)にてHIPK2ノックダウン、K562細胞にHIPK2導入を行い、miR-27a阻害効果によるイリノテカンの効果を評価する。step 1, MDR1耐性細胞、K562細胞にmiR-27aを特異的に阻害するLNAをトランスフェクションする。step 2, イリノテカン暴露を行い、経時的にcell proliferation kitにより細胞増殖を定量する。 2. 上記知見のin vivo評価:step 1. C26大腸癌細胞をBalb/cマウスの左側腹部皮下に移植する(10^6個)。step 2, 低毒素LNAを尾静注する(10 mg/kg)。step 3-1, 癌部、非癌部のmiR-27a発現量の経日的測定。3-2, イリノテカン(対照は生食)投与を行い、効果(腫瘍経)と副作用(血球数)を評価し、3-1の結果の関連性を評価する。
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