(1)ChR1とChR2のキメラ体であるChRWRとChRFRのステップ関数型変異体(SFO)を作製し、光電流キネティクスを波長、光強度、および照射時間の関数として解析した。また作製した改変体のうちの1つであるChRFR-C167Aをラット大脳皮質神経初代培養細胞に発現させ、膜電位を光強度と照射時間の関数として定量的に解析した。(2)Na+選択性において優れたMvChR1を改変し、大きな光電流を得ることに成功した。また、そのイオン透過様式を解明した。(3)ランタニドナノ粒子(LNP)をドナーとして近赤外光エネルギーを可視光に変換し、ChRをアクセプターとして神経細胞を光制御することに成功した。
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