研究成果の概要 |
QT延長症候群type1型患者と健常者のTリンパ球からiPS細胞を樹立し、そのイオンチャネルの特性を電気生理学的手法ならびに生化学的手法を行い、HSP70によりそのチャネル蛋白を安定化出来るかを目的に検討した。同時にヒトES細胞由来心筋を対象として作成したLQT1型iPS細胞の心筋分化誘導に成功し、その電気特性は健常者iPS細胞由来心筋に比較して自動能性活動電位の有意な延長とKvLQT1電流であるIKS電流が有意に減少したがNa channel, Ca channel, IK1 channel, HERG channelの活性には異常を認めなかった。現在熱ショックに対しての反応を検討している。
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