現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
骨格筋細胞を用いて、細胞外pHを低下させることにより、インスリンの受容体への結合能,インスリン受容体リン酸化、 AKT、グルコース取り込みが低下することを明らかにした。Hayata H, Miyazaki H, Niisato N, Yokoyama N, Marunaka Y. Lowered extracellular pH is involved in the pathogenesis of skeletal muscle insulin resistance. Biochem Biophys Res Commun. 2014;445(1):170-174. さらに、糖尿病ラットの海馬(記憶に重要な働きを担っている)周囲組織間質液pHも正常ラットに比し、低下していることも見出した。Yoshinori Marunaka, Kanji Yoshimoto, Wataru Aoi, Shigekuni Hosogi, Hiroshi Ikegaya. Low pH of interstitial fluid around hippocampus of the brain in diabetic OLETF rats. Molecular and Cellular Therapies. 2014;2:6. 以上のことより、当初の計画以上に研究は進んでいると確信している。
|