低栄養や DNA 傷害、低酸素・活性酸素暴露等に際し、細胞は速やかにリボソーム合成を停止し、そして 核小体構造は崩壊する。この現象は「核小体ストレス」と呼ばれ注目されている。本研究は核小体を単離し、rRNA 転写を無細胞系で解析するアッセイ系および核小体崩壊を解析するアッ セイ系の構築を行い、その安定化に向け改良を行ってきた。さらに、核小体に局在する低分子量G蛋白質RabL10およびRalL11は核小体ストレスに関与している可能性が有り、その結合候補蛋白質を同定し、核小体ストレスへの影響を解析中である。
|