研究課題
挑戦的萌芽研究
慢性貧血により全身性の慢性低酸素を呈する遺伝子改変マウスの肝臓において著しく高発現する遺伝子Xを同定した。この遺伝子は、低酸素誘導性因子HIFを過剰発現するマウスや急性低酸素曝露マウスにおいても発現誘導されていたが、慢性貧血マウスにおける発現は、さらに10倍以上の高レベルであった。この遺伝子Xは酵素活性を有する分泌タンパク質をコードしており、慢性低酸素状態で何らかの役割を担っていることが示唆された。現在、この酵素を阻害する薬剤を慢性貧血マウスに投与し、その影響を解析している。
分子生物学