HNF1βノックダウンTOV21G細胞でアポトーシスが増加した。シスプラチン処理下で、ノックダウン株ではアポトーシスが増加するとともにCleaved caspase3蛋白発現の増加と、bcl-2/bax比の低下を認めた。HNF1βを恒常的発現させたHec251ではアポトーシスの減少とbcl-2/bax比の上昇がみられた。 最後に、TOV-21GにHNF1βとルシフェラーゼ連結bcl-2プロモーター段階的欠損コンストラクトを重導入すると、外因性HNF1β下でbcl-2のプロモーター活性が増強することが確認できた。手術標本免疫染色においても、HNF1βスコアとbcl-2スコアに正の相関関係を確認した。
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