研究課題
1. FLAG-HAダブルタグ付きc-Myc・KLFノックインマウスの作成:申請者らは、KLF4の遺伝子座のN末端に3xFLAG-HAタグ配列を挿入されたターゲッティングベクターを作成した。さらに本ベクターをES細胞に導入して、相同組換えによりゲノム遺伝子座に正しく3xFLAG-HA配列を挿入されたES細胞クローンを得ることができた。このタグ付きKLF4タンパクを発現するES細胞クローンを胚にインジェクションし、現在このES細胞由来のキメラマウスを作成した。このKLF4ノックインマウスがin vivoでタグ付きKLF4タンパクを発現することをマウス組織から採取した蛋白のWestern Blottingで確認した。これらのマウスを用いて研究を進める予定である。KLF5については、挿入配列を含め、どのようにすればタグ付きKLF5タンパクがノックインアリルから発現するかについて検証しマウスを作成している。2. FLAG-HAダブルタグ付きES細胞におけるKLF5・KLF4・c-Myc・Tcl-7l蛋白複合体解析とCHIP sequence法による各蛋白複合体のDNA結合領域の解明:KLF4のダブルタグノックインES細胞の全タンパク抽出液を抗FLAG抗体ビーズで免疫沈降した産物を3xFLAGペプチド、酸、サンプルバッファーで溶出し、その免疫沈降産物中にFLAGタグ付きKLF4タンパクが含まれていることを、抗KLF4抗体、抗FLAG抗体を用いたWestern ブロッティング法で確認した。現在次世代シークエンサーによるDNA結合領域の網羅的な同定とを組み合わせた、CHIP sequence法を準備している。
すべて 2015 2014
すべて 雑誌論文 (9件) (うち査読あり 9件、 謝辞記載あり 9件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (13件) (うち招待講演 1件)
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