• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2015 年度 研究成果報告書

寄生原虫トリパノソーマの解糖系酵素はなぜペルオキシソームに局在するのか

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 25670205
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分基金
研究分野 寄生虫学(含衛生動物学)
研究機関順天堂大学

研究代表者

奈良 武司  順天堂大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (40276473)

研究分担者 モラレス ホルヘ  順天堂大学, 医学部, 助教 (20596126)
研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2016-03-31
キーワードトリパノソーマ / 解糖系 / ペルオキシソーム / オルガネラ進化 / ディプロネマ
研究成果の概要

寄生原虫トリパノソーマを含むキネトプラスチダ類は、解糖系10酵素のうちの初段7酵素を含む特殊化ペルオキシソーム、グリコソームを持ち、これは病原性の発現に必須である。本研究によって、グリコソームが捕食性の自由生活生物ディプロネマ類とキネトプラスチダ類の共通祖先で成立し、その後キネトプラスチダ類では宿主体内に豊富なグルコースを好適炭素源とする代謝基盤を、ディプロネマ類では被補食生物の主要炭素源であるアミノ酸を中心とするユニークな糖代謝基盤を確立したことが明らかとなった。すなわち、解糖系のペルオキシソーム移行は寄生適応のみならず、補食という生活様式においても有利に働いたことを示している。

自由記述の分野

寄生虫学

URL: 

公開日: 2017-05-10  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi