東京医科大学では外国人模擬患者を活用した医療面接を1年生と2年生全員に行った。東京大学医学部、秋田大学、浜松医科大学、聖路加国際大学、東京慈恵会医科大学でも昨年同様行った。秋田大学では秋田在住の外国人模擬患者が2名加わった。新たには、岡山大学医学部、神戸薬科大学、日本大学医学部および昭和大学医学部で医療面接を行った。岡山と神戸には大阪在住の外国人模擬患者(Skypeでトレーニング)が参加した。 外国人模擬患者の会のホームページを構築。12月にはJapan Timesの取材を受け、2016年1月の新聞紙上で、外国人模擬患者を活用した医療面接が紹介された。新聞に掲載されたことで、日本各地の外国人から参加したいとの問い合わせがあったとともに、オーストラリアの模擬患者ネットワークから、日本での外国人模擬患者活動の記事の依頼があった。 その他、海外の模擬患者教育者の学会や国内の学会で発表を行い、普及を図った。また、全国医学部へアンケート調査を行い、外国人模擬患者を活用した医療面接実習の現状を調査した。
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