本研究は、新たな電子ノートの活用法を提案し、その有用性を検証することを目的とした。学内には既に利用されている電子シラバスシステムがあり、教員は教材や資料等を学生向けにアップロードしている。当研究は、それらを簡単にタブレットPCにダウンロードし、いつでもどこでも閲覧できると同時に、その内容に直接手書き等のメモを追記できる「電子ノート」機能を用意した。希望のあった19名の医学生に約1年間活用してもらった結果、その携帯性や閲覧性だけでなく、ノートとして追記もできる点の評価が高く、有用性が高いことが明らかとなった。
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