研究課題
挑戦的萌芽研究
ES細胞、間葉系幹細胞、iPS細胞などの多分化能を有する細胞を利用した再生医療においても、従来の薬物治療と同様に、適切なタイミングで適切な量の細胞製剤を治療標的部位へ届けるドラッグデリバリーシステム(DDS)が重要である。本研究では、ユビキチンプロテアソーム経路によるタンパク質発現制御を利用して、炎症部位選択的に遺伝子発現が開始されるシステムを構築した。本システムは、炎症部位選択的な細胞製剤の接着増強や、治療分子の発現を通して、細胞製剤の新規DDSとなり得ることが期待される。
生物薬剤学