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2014 年度 実施状況報告書

睡眠呼吸障害が網膜細小血管系に与える影響:循環器疾患の危険予測を目指して

研究課題

研究課題/領域番号 25670308
研究機関公益財団法人大阪府保健医療財団大阪がん循環器病予防センター(予防推進部・循環器病

研究代表者

川崎 良  公益財団法人大阪府保健医療財団大阪がん循環器病予防センター(予防推進部・循環器病, その他部局等, その他 (70301067)

研究分担者 山岸 良匡  筑波大学, 医学医療系, 講師 (20375504)
磯 博康  大阪大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (50223053)
谷川 武  順天堂大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (80227214)
北村 明彦  公益財団法人大阪府保健医療財団大阪がん循環器病予防センター(予防推進部・循環器病, その他部局等, その他 (80450922)
研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2016-03-31
キーワード睡眠呼吸障害 / 網膜血管 / 予防
研究実績の概要

(1)眼底写真のデジタル化:本年度は眼底写真のデジタル化作業を行った。CIRCS研究対象者で睡眠呼吸障害の検査を受けた受診年に該当する2001年度(322眼)、2002年度(675眼)、2003年(1077眼)、2004年(760眼)についてデジタル化作業を終了した。デジタル化された眼底写真はセキュリティー保護下の冗長化ハードディスクドライブに保管した。
(2)眼底写真の解析:デジタル化された眼底写真について、網膜血管径の計測作業を行った。計測にあたってはまず判定員のトレーニング、その後に判定精度確認を行い、判定者内一致率が十分であること(級内相関係数>0.8)を確認した。網膜血管径測定には米国ウィスコンシン大学から提供された専用ソフトウェアを用い、網膜中心動静脈推定値(CRAEとCRVE)を測定している。現在、2001-2003年度分まで測定が終了し、2004年度分について作業中である。
(3)眼底写真と睡眠呼吸障害検査のデータ照合:解析が終了した眼底写真のデータと睡眠呼吸障害検査およびその他の循環器危険因子のデータとの照合作業を行っている。デジタル化した眼底画像の解析にあたり、番号の振り直し作業が新たに必要となり、解析が若干遅れた。眼底写真解析が終了した2001-2003年度分についてデータベース化し照合を行う準備が整った。2004年度分の解析が終了する平成28年度前半にデータベースを固定し、統計解析を行う予定である。
(4)網膜血管径測定と睡眠呼吸障害他の循環器危険因子との関連について、総説論文を執筆中である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

(1)眼底写真のデジタル化
本年度は眼底写真のデジタル化作業として2001年度(322眼)、2002年度(675眼)、2003年(1077眼)、2004年(760眼)についてデジタル化作業を予定通り終了した。
(2)眼底写真の解析
デジタル化された眼底写真について、網膜血管径の計測作業をについて、2001-2003年度分まで測定が終了し、2004年度分について作業中である。デジタル化した眼底画像の解析にあたり、番号の振り直し作業が新たに必要となり、解析が若干遅れた。
(3)眼底写真と睡眠呼吸障害検査のデータ照合
眼底写真解析が終了した2001-2003年度分についてデータベース化し照合を行う準備が整っている。

今後の研究の推進方策

(1)眼底写真のデジタル化作業の終了、保管:デジタル化された眼底写真をセキュリティー保護下の冗長化ハードディスクドライブに保管し、セキュリティー保護に努めながら解析を行う。
(2)眼底写真の解析:デジタル化された眼底写真について、網膜血管径の計測作業をすすめる。現在、2004年度分について作業中であり、平成28エンド前半には解析が終了する予定である。
(3)眼底写真と睡眠呼吸障害検査のデータ照合:眼底写真の解析終了をまって眼底写真のデータと睡眠呼吸障害検査およびその他の循環器危険因子のデータとの照合作業を行い、データセットを固定する。
(4)統計解析:網膜血管径変化が睡眠呼吸障害とどのような関連があるのか多変量解析を用いた統計解析を行う予定である。
(5)網膜血管径測定と睡眠呼吸障害他の循環器危険因子との関連について、総説論文、および(4)のデータを用いた解析・論文作成を行う。

次年度使用額が生じた理由

デジタル化した眼底画像の解析ににあたり、番号のふり直し作業などがあり、解析作業が若干遅れているため。

次年度使用額の使用計画

次年度に遅れている作業を行う予定。

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公開日: 2016-05-27  

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