研究課題
挑戦的萌芽研究
東日本大震災で被害の大きかった宮城県沿岸部を含む「宮城県コホート」において、震災後に増加した死因を調査し、東日本大震災がその後中長期にわたる死因別死亡リスクに与える影響について分析した。結果、津波被害の大きかった沿岸部(河北町・北上町・女川町・唐桑町)では震災後の死亡率の増加が顕著であった。また、死因別死亡率の推移では、震災前年の平成22年と比較して、平成23年は悪性新生物、肺炎、虚血性心疾患による死亡率が増加し、平成24年は肺炎、自殺の死亡率が増加していた。
医歯薬学