医師職歴データベース作成後に解析を実施し都市部分布が強いこと、診療科目および勤務先変更の一定方向性、男性医師は3 割女性医師6 割が出身地を含む隣接都道府県へ戻ること。5 年以上継続勤務した地域への継続勤務傾向、勤務先変更距離は次第に小さくなることなど予測係数となるデータを得た。また3師調査から医師過剰の指標を検討した。過剰医師は住所を移さず通勤等で他地域への就業をはかる。東京都では平成14年3101人は東京都外へ従事、平成24年は5610人が東京都外の流出過剰である。関東他県は流入拡大し、平成24年の流入従事の最大は2122名の埼玉県であり従事する医師の19%を超えることを確認した。
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