本研究は,地域包括支援センターと異業種事業所を主体とした都市型ネットワークモデル「おおた高齢者見守りネットワーク(愛称 みま~も)」(以降、対象NW)を研究対象とし次の3点を検証した;(1)ネットワーク参画事業所を対象とした面接調査および質問紙調査により、対象NWの多職種連携促進と専門職の業務効率化への効果を検証した,(2)対象NWの主な活動地域に在住する一般高齢者を対象とした郵送質問紙調査により対象NWの活動が高齢者への見守り意識醸成へ与える効果を検証した,(3)対象NWの活動の参与観察および関与者への面接調査によりNW構造を検証し,他地域で同モデルを応用する際に必要な要件を提示した。
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