メタボロームとは、細胞が生きている間に合成・代謝する非常に小さなメタボライト(代謝物)成分(低分子)を、マススペクトロメトリー応用する事により網羅的に計測する最先端技術である。経口投与レスベラトロールのヒト・マウスでのメタボローム検出に成功した。さらに、皮膚では、直接レスベラトロールのグルクロン酸抱合が行われることを見出した(Plos One 2014) 。次に、ヒト血液メタボローム解析の最適化を行った。様々な条件を1年以上かけて検討し、最適化条件を見出した。そこで、ヒト血液と酵母でのメタボローム比較を行い、80%近いメタボライトの共有を報告した(Mol Biosys 2014)。
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