研究課題/領域番号 |
25670359
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
内科学一般(含心身医学)
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
内藤 俊夫 順天堂大学, 医学部, 准教授 (10365570)
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研究分担者 |
千田 彰一 香川大学, 医学部附属病院, 名誉教授 (30145049)
大塚 文男 岡山大学, 医歯学総合研究科, 教授 (40362967)
浮村 聡 大阪医科大学, 医学部, 教授 (50257862)
森田 浩之 岐阜大学, 医学研究科, 教授 (90252147)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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キーワード | 不明熱 / 総合診療 / 炎症マーカー / CRP / 赤沈 / プロカルシトニン |
研究成果の概要 |
全国17施設の121例の古典的不明熱の症例を検討した。CT検査の普及により、深部膿瘍や固型癌が不明熱の原因となることは著しく減少していた。高齢化の影響もあり、リウマチ性多発筋痛症が9名で最多であった。4名のHIV/AIDS患者を認め、日本でも不明熱の原因として重要と考えられた。この結果から、細菌感染症や悪性腫瘍を重視した従来の不明熱診療から、高齢者に多い膠原病や新興のウイルス感染症に重点をシフトさせる必要性が示唆された。 また、白血球数が多いと「悪性腫瘍」の率が多く、少ないと「原因不明」の率が高いなどの関連を明らかにしたほか、古典的不明熱の原因診断においての赤沈検査の重要性を明らかにした。
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自由記述の分野 |
総合診療、感染症
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