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2014 年度 実施状況報告書

肝クッパー細胞、新生血管リアルタイム観察モデルの開発

研究課題

研究課題/領域番号 25670370
研究機関新潟大学

研究代表者

寺井 崇二  新潟大学, 医歯学系, 教授 (00332809)

研究分担者 藤澤 浩一  山口大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (00448284)
高見 太郎  山口大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (60511251)
山本 直樹  山口大学, 大学教育機構, 講師 (90448283)
研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2016-03-31
キーワード血管新生 / 分子標的薬
研究実績の概要

ソラフェニブなどの血管新生阻害剤の腫瘍血管に対する選択性を、Fli-GFP トランスジェニック(TG)メダカ を用いて評価してきた。
具体的には、ソラフェニブがいわゆる新生血管に有効なのか、それとも通常の血管にも影響を与えるのか評価するため、新生血管の出現を評価したところ、ソラフェニブ投与による血管阻害とひれ伸長阻害を確認できた。徐放化DFOの投与実験から、DFOを併用することで伸長阻害が緩和されたことから、DFOがソラフェニブの副作用軽減に臨床応用できる可能性が示唆されている。
また研究を進めてみた、HLH型制御分子のHHMの解析をすすめ、 あらたに肝癌抑制因子、老化促進因子の可能性を見いだしている。2016年度はこの成果を発表する予定である。
以上の結果にもとづき、研究代表者の新所属先である新潟大学で研究を継続、発展するために研究期間の延長を希望している。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

研究の進捗状況はほぼ計画通りであるが、研究代表者の所属変更により、総合的にやや遅れが生じ、次年度への繰越を希望している。新所属先で実験器具を含む各種の準備が整ってきていることから、総合的な研究の推進に関しては問題なく経過している。

今後の研究の推進方策

ソラフェニブの副作用軽減の方法論の臨床応用に向けて、メダカモデルを用いた、ひれの血管再生、また血管障害の軽減効果を継続的に検証する。

次年度使用額が生じた理由

研究の進捗状況はおおむね予定通りであったが、研究代表者の所属変更に伴い、研究器具等の整備などによる総合的な遅れのため、次年度への延長を希望している。

次年度使用額の使用計画

研究代表者の新所属先で、研究環境が整備されたことから、平成26年度に使用する予定であった研究費は、当初の計画通り使用する予定で、使用計画に変更はない。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2014

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] Fatty acid binding protein 7 regulates phagocytosis and cytokine production in Kupffer cells during liver2014

    • 著者名/発表者名
      Miyazaki H, et al.
    • 雑誌名

      Am J Pathol.

      巻: 184 ページ: 2505-2515

    • DOI

      doi: 10.1016/j.ajpath.2014.05.015.

    • 査読あり

URL: 

公開日: 2016-05-27  

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