研究課題
① 心臓形成転写因子欠損マウス:Nkx2.5 ノックアウトマウスの分与を受け、繁殖した。ヘテロマウス同士をメイティングし、2.5 dpcの受精卵を採取した。 ② マウス蛍光標識ES細胞:DsRed標識ES細胞を未分化状態で維持培養した。 ③ 胚盤胞への細胞移植:上記①で採取した受精卵(胚盤胞)に、②のES細胞を顕微鏡下で移植した。その後、卵割を確認した後で、仮親マウスの子宮に移植した。④同種キメラマウス心の形態・機能評価 (in vivo実験):上記③で仮親マウス子宮内に移植した受精卵から受精後胎仔について、蛍光実体顕微鏡を用いてDsRed陽性細胞の分布を調べた。その後以下の⑤の固定標本を用いた免疫組織染色の結果と対比する。 ⑤同種キメラマウス心の形態・機能評価 (in vitro実験):上記④で仮親マウス子宮内に移植した胎仔の心臓および全身臓器を固定し、蛍光標識した野生型マウスES細胞あるいはマウスiPS細胞の分布を調べた。その結果、一部のマウスで比較的心臓に限局した DsRed蛍光が観察され、胚盤胞に移植したDsRed発現細胞によるキメラ形成が行われている様子を観察記録した。その後、肝細胞から細胞を単離しFACSによりDsRed(-)細胞(すなわち交配マウスの受精卵由来)を採取し、Nkx2.5のジェノタイピングを行なった。 ⑥ラットiPS細胞の培養:ラット蛍光標識iPS細胞を未分化状態で維持培養後、心筋細胞への分化・誘導を行い、ラットiPS細胞由来心筋細胞の電気生理特性をライブセルイメージングシステムを用いて観察し・評価した。
すべて 2014
すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件)
Biomaterials
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PLoS One
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