研究課題/領域番号 |
25670395
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
循環器内科学
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
福田 恵一 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (20199227)
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研究分担者 |
荒井 隆秀 慶應義塾大学, 医学部, 講師(非常勤) (00383894)
金澤 英明 慶應義塾大学, 医学部, 特任講師 (40338033)
助川 博章 慶應義塾大学, 医学部, 助教 (60535607)
田部井 亮太 慶應義塾大学, 医学部, 助教 (20573322)
宗形 昌儒 慶應義塾大学, 医学部, 共同研究員 (40445284)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2015-03-31
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キーワード | ストレス / 脳 / サイトカイン / 脳心連関 / 炎症 / 臓器連関 |
研究成果の概要 |
精神的ストレスが原因となるたこつぼ心筋症の発症メカニズムは不明とされている。我々はモデル動物を用いて心尖部を支配する心臓交感神経中枢の同定を行い、その領域でアストロサイトによって活性化されるCcl2の発現上昇を確認した。また、Ccl2は交感神経中枢を活性化し、さらに星状神経節と心臓交感神経におけるNPYの発現を上昇させていた。一方でNPYはβ受容体刺激をブロックする陰性変力作用を有しており、Ccl2を脳内に投与することで心機能障害を引き起こすこと、さらにはNPYの発現を阻害することで心機能障害を回避できることを見出した。これらの知見より、たこつぼ心筋症の分子生物学的な発症メカニズムを解明した。
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自由記述の分野 |
医歯薬学
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