COPD患者の個人の肺内での気腫(LAA%)と5mm2以下の微小血管(%CSA<5)のばらつきについて明らかにするために、CTの全スライスのLAA%と%CSA<5の連続ヒストグラムを作成して解析を行った。COPD患者では、微小血管のばらつきに一定の傾向はみられなかった。COPDの肺内で、%CSA<5がLAA%と逆相関する群と逆相関しない群が存在した。 喫煙曝露マウスの肺気腫の評価と、micro CTでの継時的変化を検討した。喫煙曝露後3か月、5か月のマウスの肺では平均肺胞の拡大が認められた。micro CT画像上は気腫を同定できなかったが、肺容積の増加を認めた。
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