研究課題
挑戦的萌芽研究
GGGGCC繰り返し配列を有するクローンの作製を行った.C9FTD/ALS患者DNAを鋳型として,PCR法によりGGGGCCクローンをもつ断片のクローニングをすでに終了していた.GGGGCC配列はPCRでの増幅が困難であったが,申請施設は繰り返し配列のPCR法での増幅に豊富な経験があり,患者DNAにて増大繰り返し配列の増幅とクローニングに成功した.我々は,得られた断片のライゲーションを繰り返すことにより正常域を超えた100リピート以上の繰り返し配列をもつ断片のクローニングに成功した.本クローンを用いて,GGGGCC繰り返し配列に結合する蛋白質の同を試みた.得られたクローンから.得られた蛋白質をSDS-PAGEにて分離・展開した後にLC-MS/MSによる分析を行い,結合蛋白質を同定した.さらにこれらのタンパク質の発現ベクター,siRNAによる検討を行った.また抗体の検討を加え,得られたクローンが問題の無いことを確認した.
2: おおむね順調に進展している
予定通りGGGGCC配列に結合する転写因子群の同定に成功しているため.
当初の計画通りに遂行する.
計画は順調進んでいるが,分子生物学的解析には,サンプルが十分に集まった後にまとめて解析した方が望ましいと考え,平成26年度に解析過程を延長したため.分子生物学的解析に使用する
すべて 2013
すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)
J Neurol Neurosurg Psychiatry.
巻: 84 ページ: 398-401
10.1136/jnnp-2012-302272.