研究課題
挑戦的萌芽研究
本研究では、臨床情報(疾患共在情報・特異な症状など)を活用し、連鎖領域や疾患遺伝子の推測に役立てる、先端ゲノム解析による家系遺伝解析の新たな方法論を開発する。家族性に疾患をもつ家系に対し、次世代シークエンサー等の先端ゲノムと、連鎖解析やCNV解析を用いて、効果的に疾患遺伝子を同定する。新たな家系発掘と、家族性疾患遺伝子の発見を目指す。本年度は、他の遺伝性疾患が共在する、パーキンソニズムと統合失調症の2家系について、全エクソン塩基配列決定(エクソーム解読)をおこなった。平均coverageは>x100であり、全エクソン配列の96%の塩基が解読できた。
2: おおむね順調に進展している
おおむね予定通り進捗しているため。
今後は、本年度得られたゲノムデータをもとに連鎖解析を行う。他疾患の共在情報を活用し、疾患遺伝子同定をめざす。
アレイ実験せずに、エクソーム実験のみで、疾患遺伝子を発見できる可能性があり、まずはエクソーム実験のみで研究をすすめたため。今後、アレイ実験が必要になった際に、アレイ実験を追加する。もしアレイ実験不要であった際には、他の家系検体についての実験解析に使用する。
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すべて 雑誌論文 (7件) (うち査読あり 3件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (5件) 備考 (3件)
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