今後の研究の推進方策 |
(1) SATB1レポーターマウスを用いたSATB1発現細胞の解析:SATB1-tomatoマウスを用いて、造血幹細胞・Lymphoid-primed multipotent progenitor (LMPP)・common lymphoid progenitor (CLP)各分画におけるSATB1-RFP発現変化を若年/老齢マウス間で比較を行なう。 (2) 末梢血の解析に基づく個体老化評価パネルの作製:老化に関連する遺伝子群(p53, p16INK4a, ATM, Sirt1, DNMTなど)のRNA定量、および、老化関連miRNA(miR-145, miR-140, miR-100, miR-217, miR-34aなど)および25年度で行った実験情報によるWnt関連やSATB1発現などmiRNAのプロファイリングを行う。 (3) 個体老化評価パネルの整合性の確認:年齢ファクターに加えて老化関連病態(白内障・筋力・脳血管障害・耐糖能異常・免疫不全など)と個体老化パネル上での点数との相関関係を確認する。ボランティアを募り、個体老化評価パネル上での点数により分類したグループにおける老化関連疾患の発症に関する追跡調査を行う。
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